ブリタニアでの思い出やUO同窓会への思いなどを語っていただく「想い・思い出」。第7回目はLibrary Cafeの司書で、UO同窓会では広報としてSNSや告知本の作成などを担当しているLatourさんのメッセージを紹介します。
ブリタニアに来たばかりの頃
私がはじめてブリタニアに来たのはマラスが発見された頃でした。
初めの頃はファンタジーの世界にやってきた興奮と喜びでいっぱいでした。覚えたての魔法でおっかなびっくりヘッドレスに挑むのが楽しく、傷ついた防具を鍛冶屋さんに直してもらうのが楽しく、そして何より、少しずつできた友だちとおしゃべりするのが楽しかったです。
専業ヒーラー、ケーキ屋、作家として
どうやら戦闘には向いていなかったので、少しでも仲間の役に立ちたいと思って目指したのが、人間も動物も治療できる専業ヒーラーでした。スキル上げ、特に治療を極めるのが大変で、船に乗りながら毒箱を開けては包帯を巻き続ける日々が続きました。スキル構成が完成するまで1年以上かかったでしょうか。以来ダンジョンなどで回復したり蘇生したりして回るのが楽しかったです。私の服装もこの頃に親友が仕立ててくれました。今ではすっかり司書の制服になっていますが、元々は専業ヒーラーの制服だったんですよ。
しばらく後、ソウルストーンが登場した時に思い付いたのがお好きな銘のケーキを焼くケーキ屋さんでした。ソウルストーンに調理100のスキルを入れておき、街角で注文を受けた名前のキャラを作成して調理スキルを移し、その銘入りのケーキを作る、という仕組みです。まだ刻印ツールがなかった時代、このアイディア商売はなかなか好評で、誕生日や結婚式の引き出物などの注文を受けていました。
2004年冬にペットの幽霊が消えなくなるバグが発生しました。この時はペットの幽霊たちを飼い主の元に戻すため多くのプレイヤーが協力しました。私も「ペットの幽霊捜索隊」に参加したひとりです。やがてバグは解消されましたが、この時のことを記録に残したくて、はじめて本を書きました。それ以来、作家活動は私のブリタニアでの楽しみのひとつになっています。現在開催中の文芸イベント森の黒熊亭~読書の秋2023にも2作品を投稿しているので、よろしかったら黒熊亭で読んでみてくださいね。
引退と復帰、そしてLibrary Cafe
2007年ごろにリアルの都合でいったんUOを引退しましたが、エンドレス・ジャーニーを機に2018年に復帰しました。しばらくして家を持つことにした時、ベンダーで私の書いた物語を売りがてら、蔵書数十冊を自由に読んでいただける場所としてLibrary Cafeをはじめました。
以来4年半。3つの建物に4400冊以上の蔵書を有するまで大きくなるとは思いもしませんでした。これもシャードを越えて本当にたくさんの方々から本をご寄贈いただいたり、様々なご支援・ご協力をいただいているおかげです。心より御礼申し上げます。
何でもできる、何にでもなれる世界
専業ヒーラー、ケーキ屋、作家、司書。これらはMMORPGとしては少し変わったプレイスタイルかもしれません。でもUltima Onlineにはそんなプレイをしている人がたくさんいて、戦士や魔術師といった冒険者や、鍛冶師や大工といった生産職と同じようにブリタニアで暮らしています。
ちょっとした思いつきがあれば、協力し合える仲間がいれば、何でもできて、何にでもなれる世界。それが私たちのブリタニアです。四半世紀以上続いているこの世界で、これからブリタニアンの一人として、皆さんとともに歴史を刻んでいけたらと思っています。
同窓会では酒場やお店にお邪魔したり、イベントをのぞいたり、そして懐かしい人たちに再会できることを楽しみにしています。ぜひご一緒しましょう!
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当ブログではブリタニアンの皆さんのUOにまつわる思い出のエピソードやUO同窓会への思いなどを募集しております。X(旧Twitter)にDMをお送りいただくか、同窓会問合せに書き込んでいただければこちらに転載させていただきます。
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